episode-2
オープンは無事、終わった。
目指すは、商品、接客、5S-ハノイNo.1
8月16日のカフェオープン初日は大成功に終わった。
日本で取引がある会社やベトナムでご指導いただいている会社。知人。友人。
多数の方々から飾りきれないほどの花輪をいただいた。
オープンの時に、花を飾るのは、ベトナムも日本も同じ。ベトナム進出にあたり、ご指導いただいているT氏の会社からとても大きな刺繡の絵をいただいた。ありがとうカフェはとても小さな会社だが、紳士的な対応をしていただけた。深謝。
一番うれしかったのは、ご近所や地域の皆様が、たくさんご来店いただけたこと。
「いつオープンするの?」、開業前からこんな声をいただいていた。オープン前は少々不安だったが、びっくりするほどのご来店いただいた。
オープン後、ご婦人のグループがお店でベトナムの踊りや歌を唱ってくれたり、カフェに飾っている絵を見て、質問をしていただいたり、また、簡単な説明をすると、「素晴らしい」のお褒めの言葉をかけていただいた。
通訳してくれたスタッフが正しく訳してくれたのか?心配な点があるが、「素晴らしい」といってくれたお客様はおそらく、気を使ってくれたのでしょう。
「ありがとうカフェ」は日本文化を紹介することが運営テーマのひとつになっている。
まずは、興味を持っていただけたことは、何よりうれしいことだ。
スタッフが不慣れで、失礼な接客がなかったか?商品を間違えて出してしまったのではないか?
お待たせしすぎたのではないか?今、振り返ると心配なことばかり。
失礼があったとすれば、この場をかりて、深くお詫びを申し上げたい。
オープン後、「ありがとうカフェ」では、三つのテーマに取り組んでいる。
1.接客、ハノイ No.1
2.商品、ハノイ No.1
3.5S、ハノイ No.1
(整理、整頓、清掃、清潔、自分たちの決めたルールを守る)
ありがとうカフェのホームページにあるベトナム語のポスターを使い、お客様がいない時には、訓練や清掃に時間を割いている
お店の運営も日本文化のひとつ。
「ありがとうカフェ」では、お客様へ「顧客満足」を提供し続けて参ります。
ベトナムのスタッフに、「日本の繁盛店づくり」「運営の仕方」をどれだけ伝えることができるか。
どれだけ理解し、実行していただけるか。
3か月後、6か月後、1年後がとても楽しみだ。
夜 9 時。時々、通るオートバイの走る音しか聞こえない。深夜、ふと目が覚めて、まどを開ける。遠くに LED の看板が見える。黙って何もいわず発光続ける LED を見ているとなぜか、愛おしくなってくる。